戦略1:手帳は選ぶものではない。必要になるものだ!
私の本業は、ソフトウェア開発者です。
ソフトウェア開発者は、ソフトウェアを開発するのが仕事ではありません。
ソフトウェアは、お客様が目的を達成するための手段でしかありません。
お客様の目的を達成するために、どのような機能を持ったソフトウェアを提供すれば良いのか、考えるのがお仕事です。
そのため、ソフトウェア以外の手段があれば、その手段を提案します。
ソフトウェアである必要はまったくありません。
さて、
手帳のサイトなのに、どうしてそんな話になったのか?
実は、深い理由があります。
ソフトウェアの注文を受けるときに、お客様が、「経理のソフトを作ってくれ」というアバウトな注文をされることがあります。
「経理のソフト」だけではわからないんです。
「経理のソフト」で「何をしたいのか?」が必要なんです。
「経理のソフト」で「給料計算する」のは目的ではないんです。
だって、今までも、給料計算できてたでしょ?
だから、社員に給料を払えてたんでしょ?
「経理のソフト」を使う目的を、明確にする必要があります。
目的を明確にする技術は、ほとんどのお客様にはありません。
それができるお客様は、ごく一部の非常に優秀な人物です。
ソフトウェア開発者は、目的を明確にするお手伝いをさせていただきます。
たとえば、経理のソフトによって、月に何度かある残業を減らして、「人件費を削減したい」とか。その、何度かある残業は、「どうして発生しているのか?」とか。
そこまで考えて、お客様が抱えている問題を、解消できる機能を持ったソフトウェアを提案します。
では、そろそろ、
本題の手帳の話しに移ります。
あなたが、「手帳を使う目的」は何ですか?
あなたが抱えている、どのような問題を解消したいのですか?
手帳を使うのが目的ではありません。
あなたが抱えている問題を、解消するのが目的です。
問題を解消する方法の1つとして、手帳を使います。
問題を解消する方法として、手帳を使うのが適切なら、解消するために必要な機能を持った手帳を手に取ってください。
毎日のToDo管理ができていないのが問題なら、ToDoリストがある手帳を使ってください。
紙片に書いたメモをすぐ無くしてしまうのが問題なら、メモ欄がたくさんある手帳を使ってください。
まずは、あなたが抱えている問題をリストアップしてみましょう。
そこから、必要な手帳がわかるはずです。
手帳選びの戦略
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