スマートフォン鎖国崩壊に向けた、大きな一歩 EM・ONE(S01SH) by SHARP
EM・ONE(S01SH) を、今日は取上げないわけにはいかないですね！
今年に入って、国内の一般向けスマートフォンで一番大きなニュースかもしれません。
スマートフォン鎖国崩壊に向けた、大きな一歩です。
EM・ONEを発表したイー・モバイル 千本CEOは、CEATEC JAPAN 2006で以下のようなことを言われていました。
「日本の携帯市場が、参入するにも撤退するにも中途半端な大きさであることも事実。しかし、それ以上に閉鎖的な環境であることが問題だ。だれも入ってこれないし、だれも出て行けない。今、オープンにして国際競争力をつけないと、日本（の携帯事業）は終わり。全世界の10分の1、100分の1のレベルで足の引っ張り合いをしている場合ではない」と語った。 “おもちゃ”ではなく“アメ”で勝負――イー・モバイル千本CEO
まさに、その通り！鎖国をしているとしか思えないような現状です。ついこの間MNPが開始になり、auが国内No.1のお客様満足度などと言っていましたが、弓矢で戦っていたところに、火縄銃が入ってきた程度のことです。海外では、すでに大砲で戦ってます。しかも、日本の多くの携帯電話ユーザーはその事実を知らない。情報や商品への機能追加をコントロールされ、無知にされているんです。だからこそ、たかが火縄銃でも満足してしまうんです。
……ここまで言うと書きすぎかもしれませんが、それくらい危機的状況にあるように思います。しかし、その鎖国状態がようやく崩壊してきました。あと一息で、既存のキャリアーを押し倒すことができるような気がします。
ところで、写真で解説する「EM・ONE」 の記事を読んでいて、MURAMASA(*1)のコンセプトに似たものを感じまいた。MURAMASAはノートパソコンですが、専用のクレードルに乗せるとHDDとして動作します。そのクレードルはデスクトップパソコンと繋がっていて、HDDとして動作中のMURAMASA内のデータを編集することができます。出かけるときは、MURAMASAをクレードルからはずし、そのまま持ち歩くことができます。
写真で解説する「EM・ONE」 の記事の中で、EM・ONEをクレードルに乗せて、PC用のディスプレイに画面出力可能と説明を読み、どことなく、MURAMASAのコンセプトを感じ、Windows Mobileを応用するとこんなこともできるんだぞ。というSHARP技術者の勢いも感じました。
*1.MURAMASAはSHARP製のノートパソコンです
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