糸井重里さんや、ジブリの仕事術と事務所の写真 - BRUTUS 2009.11.15号
「真似のできない仕事術」という大きなロゴが気になり、BRUTUSを手に取りました。
ぱらぱらっと、めくってみたら、東京糸井重里事務所の写真や、佐藤可士和さんの事務所の写真、スタジオジブリの写真など、魅力的な写真が掲載されていました。
ほかにもいくつかの事務所の写真と、そこでの仕事術が紹介されていたのですが、仕事術を大きく分けると2点。
- ムダを大切にし、ムダから生まれるものを活かす。
- ムダを徹底的に排除し、効率を上げる。
記事を読んでいると、どちらの考え方もよくわかります。どちらかが正しいのではなく、どちらも正しいやり方なのだろうと思います。
雑談の中からアイディアが出てくることもありますし、仕事に不要なものを一切排除することで情報に対して敏感になることもできます。
BRUTUSの記事の中でも、とくに気になったのは、やはり、東京糸井重里事務所の記事でした。
僕のノウハウとか考え方を教えていって、その人の作るものの質を上げていこうと考えていた。何でも教える代わりに、厳しくもして。でもそれは、今から思えば、全部うまくいきませんでした。相手の”足りない部分”にばかり目がいくんです。そのやり方を押し進めると、最終的に”糸井重里にならなきゃダメ”になっちゃう。弟子は萎縮しちゃいますよね (糸井重里)
糸井重里さんにも、そういう時期があったんですね。とても意外でした。
3分間ドラッカーに「人の強みではなく弱みに焦点を合わせる者に、マネジメントの資格はない」という記事があったのを思い出しました。
弱みに焦点をあて続けられた人間は、自身を失い、判断力が低下し、強みさえも失ってしまうと思います。
そのため、多様性を認めて、他人の強みを活かすのは、本当に大切な事だと思います。