本の読み方
BRUTUS(2008/1/1,15合併号)という雑誌で、私が好きな爆笑問題・太田光さんや、中川翔子さん、高田純次さんのおすすめの本や、本の読み方が紹介されていました。 そこで今日は、私の本の読み方を紹介してみようと思います。 |
私の蔵書です。
この写真に写っているもののほかに、本棚の後ろに同じくらいの数の本がケースに収納されています。さらに会社には技術書が売るほど置いてあります。
本の数は数えたことがないですが、数百冊くらいで収まるかな。しかし、これだけの数になると、買うスピードと読むスピードのバランスが崩れて、未読の本が溜まってきます。未読の本が溜まっているところに、また買ってくるものだから、さらに増えていきます。
さて、本の読み方についてですが、私は本を読んでいると、読んでいることに飽きてしまいます。 最初はものすごく楽しいんですけど、5ページくらい読むと飽きてしまいます。 同じ文体を読み進めていると、同じ人の話しを一方的に聞き続けているような感じになって、飽きてしまうんです。
そこで、本を読むのに飽きたら、別の本を読んでいます。
本を変えると違う文体になって、また楽しく読めます。もちろん、同じ作家さんの本ではなく、違う作家さんの本です。
だから、私の部屋には読みかけの本がたくさんあります。
そのほか、私の本の読み方をまとめてみると……
- 気になった本は読む時間がなくても買ってくる。
- 気に入った作家さんの本は、複数冊読む。
- そのとき気になっていることに関連した本を読む。(最近は哲学)
- 1冊を最初から最後まで一度に読み通すことはほとんどない。複数冊を毎日数ページずつ読んでいる。
- ノウハウだけ欲しい本は、フォト…リーディングする。
こんなところかな。
あと、BRUTUSを読んでいて、取り入れたいと思ったり共感した本の読み方は……
- ひとつの作品を気に入るとその作家を処女作から次々に読んでいく(爆笑問題 太田光)
- 1冊読んで面白いとおもったら、その作家の作品をまとめ読みする(中川翔子)
気に入った作家さんを知り尽くそうとする読み方が、私は好きです。あと、太田光さんの処女作から読んでいくやりかたは、その作家さんの考え方について、順を追って読み進めることができるので、思想を理解するのによさそう。この点は私も見習いたいと思いました。
本棚の中にあった本のうち、気になったモノを集めて写真に納めてみました。ここに写っている本は、全部読み切った本です。
この中で私らしくなさそうな本と言うと…… Simple Beauty(著:川原亜矢子)でしょうか。
この本とは、私があまり本を読んでいなかったときに出会いました。
中学校から高校、専門学校あたりに、C.W.ニコルさんの本を読みあさっていたのですが、社会人になって数年間。技術書ばかりを読んでいて、技術書以外の本を読んでいませんでした。そして、技術がそれなりに付いてきた頃、技術だけではどうにもならない限界が見え始め、心のバランスが今までにない方向へ崩れていたときに、この本に出会いました。
普通だったら、男性である私がこの本を手にとることはなかったでしょうけど、テレビに出演されている川原亜矢子さんの立ち居振る舞いの美しさや言葉遣いが気になっていたのと、真っ赤な本が目について、気分転換に今まで読んだことがないような本を読んでみようと思ったのが、この本を読むことになったきっかけです。
読み始めてみると、化粧のことなども書いてあってよくわからない部分もあったのですが、ただ、美しく振る舞うためにものすごい努力をされていることが見えてきて、「俺は今のままで良いのだろうか?」と思うのと同時に、「こんなに頑張っている人が居るなら、俺も頑張らなきゃ」と勇気づけられました。
いま振り返って考えてみると、川原亜矢子さんのこの本では、美学が語られていたのだろうと思います。
美の本質や諸形態を、自然・芸術などの美的現象を対象として経験的あるいは形而上学的に研究する学問。現在では芸術学ないし芸術哲学が主であるが、もとは感性的認識を論ずる哲学の一分野であった。 美学:goo国語辞書
当時の私は、哲学が好きであるということに気付いていないだけでなく、哲学がどのようなものか理解していなかったため、美学の存在もよくわかっていませんでした。
しかし、今考えてみると、哲学への共通点があったようです。
そんなわけで、本について思ったことを、つらつらと書き連ねてみました。
本はとても良い物ですよ!