能率手帳の流儀
「能率手帳の流儀」という仰々しいタイトルが本屋さんで目につき、思わず手にとってレジへ……
著者を見てみると、そのタイトルに負けないほどの人物、日本能率協会マネジメントセンターの野口晴巳会長の名前が……能率手帳の流儀は、日本の手帳の古典とも言える能率手帳を開発・販売している日本能率協会マネジメントセンターの、野口晴美会長が書かれた本でした。
公で言えば、日本国内でもっとも手帳を知り尽くしている人物と言っても良いと思います。その野口会長が書かれた本ですから、興味が出ないわけがありません!
しかし、能率手帳の流儀は、他の手帳ノウハウ本とは少し違う形で手帳を紹介しています。
野口晴巳会長の手帳の使い方ももちろん書かれていますが、手帳歴や仕事観、人生観も書かれており、仕事観や人生観から手帳を語られています。
ノウハウ本を期待される方には少し物足りない内容かもしれませんが、モノの見方、考え方も知りたい人には面白い本だと思います。
実際に読んでマインドマップを作成してみました。
いろいろと印象に残ったことがありましたが、その中でも、もっとも印象に残ったのは、「心の悲鳴を手帳に書きましょう」ということ。
大人になると、他人に愚痴なんて言えません。愚痴にはたくさんのマイナスのエネルギーがあります。マイナスのエネルギーはさらにマイナスの物事を引き寄せて、悪循環が発生します。だから、プラス思考の言葉のみ使うべき。プラスのエネルギーを持った言葉をたくさん使って、プラスの物事をたくさん引き寄せるべき。
しかし、愚痴をため込むのも辛いです。ため込みすぎると気分がおかしくなってしまいます。だから、ため込みすぎる前に、手帳に書いて発散します。
あとになって振り返って、あのときはこんなことで悩んでたんだなぁ~ 今のオレならこうする。あのときは目の前の問題につまづいて、周りが見えなかったんだ。という具合に、振り返ることも出来ます。
能率手帳の流儀には、このほかにもたくさん発見がありました。
私にとっては、非常に楽しい本でした(^^)
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