一瞬で信じこませる話術コールドリーディング
新興宗教の教祖様。
すごいと思いませんか?
何十人、何百人、何千、何万人と信者を増やして、何の価値もない、何百万もする壷を売ってしまうんですから。
あ! もちろん、ここで話している新興宗教の教祖様は、ニセ教祖様です。
本当に、徳のある教祖様もいらっしゃると思いますので(^^)
で、そのニセ教祖様。
すごいと思いませんか?
もし、それだけの人望とモノを売る力を、正しいことに使ったら・・・
超優秀な営業マン!!
それなら、その手口を学んで、正しいことに使ってみたいと思いませんか?
ニセ教祖様は、騙すと同時に、その人を幸せにします。
・・・一時的にですけどね(^^;
でも、正しいことに使えば、騙さず幸せにすることだって可能。
そう思います(^^)
少し例を挙げてみますね。
私:「○○さん、最近、表情が違うね?」
あなた:「え?そうですか?」
私:「良いことでもあった?」
あなた:「そうなんです。今度、旅行に行くんです♪」
毎日、同じ表情・同じ気分の人はほとんど居ません。
そのため、この例では、表情が違うという大きな視点から、良いことというところに絞込み、旅行に行くということを聞き出しています。
でも、良いことばかりではありませんよね?
そんな場合には以下のように変化します。
私:「○○さん、最近、表情が違うね?」
あなた:「え?そうですか?」
私:「良いことでもあった?」
あなた:「いえ、悪いことだらけです。」
私:「やっぱりね。そんな雰囲気だったよ。」
あなた:「わかりますか?最近、××さんとうまくいかなくて・・・」
「やっぱりね。」というのが大切です。「良いことがあったようには見えなかったけど、気分転換になると思って聞いてみたよ。」ということを暗に言っています。
そこから、自分のことをきちんと見てくれていたと思ったあなたは、私に「××さんとうまくいかない」という話しを自分から始めています。
あなたは私に対して、楽しそうな表情を読み取ってくれたとか、辛そうな表情を読み取ってくれたという気持ちが出来上がり、気にかけてくれている人なんだという信頼関係が出来上がっていきます。
私が、あなたの表情を読み取っていないにもかかわらずです(^^;
これらのテクニックを、心理学の側面から説明されているのが、 一瞬で信じこませる話術コールドリーディング です。
先日、モールスキンにメモしながら読み終わったばかりですが、何度も読み返して、実践して、自分の話術に取り入れていきたいと思う本でした。